元金均等返済の仕組み

元金均等返済_イメージ

今回は2種類ある返済方法のもう一方『元金均等返済』について説明したいと思います。

元金均等返済の仕組み

元金均等返済は、毎月一定の元金+残高に対しての利息額を支払っていく返済方法です。
利息額は元金が減っていくほど少なくなっていくので毎月の返済額が徐々に少なくなっていくことが特徴です。
以下の表のとおり、支払い当初は利息が多いので毎月の支払いが多いですが、将来的には利息がほとんどなくなり元金のみを支払うことになるので老後等、将来的に支払いの負担が少なる。
さらに元利均等返済と比べると元金の減りが早いため、支払う利息額が元利均等返済より少なくなりますので、「支払総額を少しでも少なくしたい」という方におすすめです。

残債:3,000万、期間:35年、金利3%で元金均等返済した場合

回数 元金 利息 毎月返済額 借入残高
1 ¥71,429 ¥75,000 ¥146,429 ¥29,928,571
2 ¥71,429 ¥74,821 ¥146,250 ¥29,857,143
3 ¥71,429 ¥74,643 ¥146,071 ¥29,785,714
4 ¥71,429 ¥74,464 ¥145,893 ¥29,714,286
417 ¥71,429 ¥714 ¥72,143 ¥214,286
418 ¥71,429 ¥536 ¥71,964 ¥142,857
419 ¥71,429 ¥357 ¥71,786 ¥71,429
420 ¥71,429 ¥179 ¥71,607 ¥0

総返済額 約4,787万円

メリット

・将来の負担が軽くなる。
・同じ返済期間の場合、元利均等返済より返済額が少なくなる。

デメリット

・当初の返済負担が重い。