アパートローンの借り換えの流れ

アパートローン
借り換えの流れ

アパートローン(不動産投資ローン)の借り換えをご自身でする場合の借り換えの流れを知り、無駄な利息の支払いを減らすために1日でも早い借り換えを成功させましょう。

1.現状を把握します。

まずは現状の物件がある住所や建物の構造、築年数から今取引している金融機関からの借入金額、金利、融資期間などを把握しておきましょう。

特に複数の物件を持っているのであれば金融機関は借り換え対象の物件以外の情報も確認してきますので、エクセル等の表計算ソフトを使用して物件ごとに把握しましょう。

この時に物件を購入時に交わした書類や関係資料をまとめて整理(ファイリング)しておくことをおすすめします。

融資の貸し手としてのリスクの観点からも頭金があったほうが良いと銀行が判断するのは当然のことだといえます。そのため、頭金が少ない場合には、融資をするとしても、金利が高くなる傾向があります。一般的には、物件価格の20%が頭金としての理想の金額といわれています。

2.銀行へ相談する。

住んでいる場所や物件の場所からそのエリアにある銀行や金融機関を探し、電話での問い合わせや窓口で相談します。最初の段階でもいろいろな質問をされる場合がありますので、現状を把握する際に作成した物件ごとにまとめた資料を用意し、すぐに答えられるようにしておきましょう。金利の引き下げ交渉は銀行が納得できる説明をする必要がありますので、しっかりとした準備が必要です。

3.申し込みの手続きを開始いたします。

銀行から指定された書類などを用意して提出・手続きをすることになります。書類の準備で時間がかからないようにスピーディーに対応したいものです。

注意したい点

借り換えする場合には、最初から借り換えが難しいケースと借り換えが可能、あるいは金融機関によっては借り換えができることがあります。いくら多くの金融機関に相談しても最初から借り換えが難しい場合には、その行為自体が無駄になります。銀行それぞれに特徴や営業方針がありますので、しっかりと下調べをしておきましょう。

また、借り換えができたとしても、今の金融機関から「一括繰り上げ返済手数料」などのペナルティを受けることもありますので、契約書などの書類を今一度読み直して確認しておくことが大切です。

さらに借り換えができて金利が下がったとしても、ローン期間が短くなり、その分毎月の支払いが増えるケースも考えられますので、どのような条件なら借り換えをしたほうが得なのか、あらかじめ返済計画、シミュレーションをしておきましょう。